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2012年度、各都道府県の保育士 非正規雇用者86%に

 
 昨年に引き続き、非正規雇用者が増加の一途を辿っている。11年度、全国保育協議会(東京)の調べによると、各都道府県の公私立保育所の85.9%がパート、アルバイトの非正規雇用者である。

 背景には地方自治体の財政状況による人件費削減もある。都内の私立保育所で勤務されている足立 真由美さん(仮名)に尋ねてみたところ『朝は早いし、サービス残業と夜遅いのは当たり前です。それに、子供たちが寝ている間に何か問題があってからだと手遅れになってしまうので、自分達の仕事は自宅に持ち込みが多いですし…。給料については学生を卒業し、その後すぐに入社したので保険や税金が少なかった、一年目の方が手取りは多くもらえていました』。

 入園を希望する保護者側からのニーズの多様化により、9割の保育所が平均開所時間『7時台開所~19時台閉所』、であるが、残り一割は『20時以降』の長時間保育などもある為、非正規増加で対応せざる負えない状況もありそうだ。

 調査方法は昨年度10月から今年2月にかけて実地。全国の認可保育所39.7%(8205施設)、が回答して頂いた。

 非正規雇用が在籍している公立保育所は、前回調査の06年度より8.2ポイント増加。全体勤務の約7割の非正規雇用と答えた保育所が9.4%で前回比より4.5%増。公立で計算すると6.4ポイントと増加の12.7%となっており、私立は2.9ポイント増えた6.1%となっている。

 保育士(非正規)の割合『正規雇用者だけの保育所は除外』は、平均45.6%。前回06年度と比べ4.0%ポイント増えている。公私立別で比較すると、公53.5%、私38.9%と公立の非正規化が目立つ。

 協議会では保育士の激務と低賃金の深刻化を懸念し、適切な処置が必要であると考えているようだ。


http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG09012_Z01C12A1CR0000/



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